
なぜ同じような物件なのに、あの部屋だけ早く決まるのか? ― 入居者に選ばれる物件にある「小さな差」 ―

こんにちは! オルテ地所開発株式会社の宇都木です。
オーナー様の中には、「周辺の物件と条件は似ているのに、なかなか入居が決まらない」と感じたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実は、入居が早く決まる物件には、家賃や立地だけではない、入居者様に選ばれる理由があります。
今回は、その違いについて管理会社の視点からお話しします。
〇条件は似ているのに、なぜ決まる早さが違うのか?
駅からの距離、家賃、間取り、築年数。
賃貸物件を探す際、まず比較されるのはこうした分かりやすい条件です。
しかし、実際の募集現場では、条件が似ている物件であっても、「すぐに申込みが入る部屋」と「なかなか決まらない部屋」があります。
では、その違いはどこにあるのでしょうか。
もちろん、家賃や立地といった条件は重要です。
一方で、入居者様が最終的に物件を選ぶ際には、それ以外の「小さな違い」が決め手になることがあります。
〇入居者が見ているのは「物件情報」だけではない
例えば、
・室内がきれいに清掃されている
・水回りが清潔に見える
・共用廊下やエントランスがきれいに保たれている
・募集写真から室内の魅力が伝わる
・内見した際に、実際の暮らしをイメージできる
・モニター付きインターホンや宅配ボックスなど、求められる設備が整っている
こうした一つひとつは、それだけを見ると大きな違いには感じられないかもしれません。
しかし、複数の物件を比較している入居者様にとっては、こうした「小さな差の積み重ね」が、最終的な申込みの判断材料になることがあります。
〇オーナー様が気づきにくい「小さな差」
オーナー様から見ると、
「壁紙もきれいに張り替えた」
「設備も問題なく使える」
「家賃も周辺相場に合わせている」
という状態でも、入居者様の目線では、
「募集写真を見ると少し暗く感じる」
「水回りが少し古く見える」
「共用部の印象が気になる」
といった違いを感じることがあります。
つまり、オーナー様が考える「問題のない物件」と、入居者様が「住みたい」と感じる物件は、必ずしも同じではありません。
ここに、管理会社の役割があります。
〇管理会社は「物件を管理する」だけではない
日々の管理や募集活動を通していると、入居者様からどのような質問が出るのか、内見時にどこを見られているのか、どのような設備が決め手になっているのかなど、現場ならではの反応を知ることができます。
だからこそ、
「この物件なら、ここを少し変えるだけでもっと選ばれやすくなるのではないか」
という視点から、オーナー様へ改善をご提案することができます。
もちろん、大規模なリフォームが必要とは限りません。
清掃方法の見直しや照明の改善、募集写真の撮り直し、設備の一部交換など、比較的小さな改善でも、物件全体の印象が変わることがあります。
大切なのは、費用をかけることではなく、「何を変えれば入居者様から選ばれやすくなるのか」を見極めることです。
〇「決まらない理由」を家賃だけにしない
空室が長引くと「家賃を下げた方がいいのではないか」と考えてしまうオーナー様もいらっしゃいます。
しかし、その前に一度考えていただきたいのが、
「なぜ、この物件は選ばれていないのか?」
ということです。
家賃を下げる前に、設備、室内の清掃状態、共用部、募集写真、内見時の印象などを一つひとつ見直してみる。
そこには、まだ改善できる「小さな差」があるかもしれません。
賃貸経営において大切なのは、単に「空室を埋めること」だけではありません。
入居者様に選ばれる理由をつくり、適正な条件で長く入居していただくこと。
そのために、管理会社が現場で得た情報をもとに、オーナー様と一緒に物件の改善を考えていくことが重要だと私たちは考えています。
戸田市で賃貸物件を所有されているオーナー様で、「なかなか空室が決まらない」「何を改善すればいいのかわからない」とお悩みでしたら、まずは現在の物件を入居者様の目線から見直してみませんか。

