
共働き世帯で増える「ペアローン」|“借りられる額”ではなく“安心して返せる額”を考える住宅購入

筆者 種市 直哉
お客様の人生をより華やかにしていけるよう、最高の物件探しをサポートさせていただきます!

みなさんこんにちは!
オルテ地所開発の種市です。
最近ありがたい事に住宅購入についてのご相談を受ける機会が多くなってきました。
その中でお客様よりご質問を受けるのが、
「ペアローンって実際、利用してもいいものですか?」
こういった質問をいただきます。
近年、住宅購入時に「ペアローン」を利用される方が増えています。
特に共働き世帯では、
- 「希望エリアで購入したい」
- 「駅距離を妥協したくない」
- 「広い間取りを確保したい」
といった理由から、夫婦それぞれの収入を活用できるペアローンを選択されるケースが多くなっています。
一方で、借入可能額を増やせる反面、将来的なライフプランまで見据えた資金計画も重要になります。
今回は、住宅購入前に知っておきたい「ペアローン」のメリットや注意点について、ご紹介します。
そもそもペアローンの仕組みとは?
ペアローンとは、夫婦や親子など2人がそれぞれ住宅ローンを組み、1つの不動産を購入する方法です。
例えば、
- ご主人:3,500万円
- 奥様:2,500万円
というように、それぞれがローン契約を行います。
単独ローンと比較すると、世帯収入をベースに審査されるため、借入可能額を増やしやすいのが特徴です。
近年は不動産価格の上昇もあり、
「希望エリアだと単独ローンでは予算が届かない」
という理由から、ペアローンを選択される方も増えています。
知っておきたいペアローンの3つのメリット
① 借入可能額を増やしやすい
単独ローンでは難しかった、
- ・駅徒歩10分以内
- ・築浅マンション
- ・3LDK以上
- ・人気学区エリア
なども選択肢に入りやすくなります。
特に首都圏では不動産価格が高騰しているため、
「本当はこのエリアに住みたい」
「子ども部屋を確保したい」
という希望を叶えるために、ペアローンを活用されるケースも少なくありません。
ただし注意したいのは、“借りられる金額”と“無理なく返せる金額”は違うという点です。
購入後には、
- ・教育費
- ・車の買い替え
- ・金利上昇
- ・将来的な収入変化
など、さまざまな支出変化も考えられます。
購入時には、将来のライフプランまで含めた資金計画が重要です。
② 住宅ローン控除を夫婦それぞれ利用できる場合がある
ペアローンでは、条件を満たすことで夫婦それぞれが住宅ローン控除を利用できるケースがあります。
そのため、単独ローンと比較して節税メリットが大きくなる場合もあります。
一方で、
- ・借入割合
- ・持分割合
- ・年収バランス
などによって、最適な組み方は変わります。
利用する際には「とりあえず半分ずつ」ではなく、将来的な税金や売却時も踏まえた検討が大切です。
③ 希望条件を妥協しにくくなる
実際の購入相談では、
「価格を下げれば買える物件はある」
というケースも多くあります。
しかし、
- ・通勤時間
- ・周辺環境
- ・学区
- ・日当たり
- ・広さ
など、日々の暮らしに直結する条件は、住み始めてからの満足度にも大きく影響します。
そのため、ペアローンを活用することで、“本当に住みたい物件”を選びやすくなるのは大きなメリットです。
住宅は長く住むものだからこそ、価格だけでなく「暮らしやすさ」も重要になります。
① 将来的な収入変化リスク
実際に最近ご相談いただいたお客様でも、
「希望エリアだとペアローンを使えば購入できるけれど、本当に今の金額で大丈夫なのか不安です」
と悩まれていた方がいらっしゃいました。
お話を伺うと、今後お子様も考えられており、将来的には奥様の働き方が変わる可能性もあるご家庭でした。
そこで、現在の収入だけではなく、
・育休期間中の収入変化
・教育費が増えるタイミング
・将来的な金利上昇
なども含めてシミュレーションを行ったところ、
「今は借りられても、将来的には家計負担が大きくなる可能性がある」
という点が見えてきました。
結果として、お客様ご自身も納得されたうえで、少し予算を調整し、“無理なく長く暮らせる住まい”を選択されました。
購入時は「今なら払える」と感じやすい一方で、10年後・20年後まで想定できているケースは意外と多くありません。
不動産購入では、“今の家計”だけでなく、“将来の生活変化”を踏まえた計画が大切です。
② 諸費用が増えるケースがある
ペアローンでは、住宅ローン契約が2本になるため、
- ・事務手数料
- ・印紙代
- ・保証料
などが、それぞれ必要になる場合があります。
金融機関によって差はありますが、想定より初期費用が増えるケースもあるため、事前確認が重要です。
また、住宅購入ではローン返済以外にも、
- ・管理費
- ・修繕積立金
- ・固定資産税
など、継続的な費用も発生します。
月々の返済額だけではなく、総合的な支出バランスを考えることが大切です。
③ 将来的な売却時には双方の同意が必要
ペアローンでは、共有名義となるケースが多いため、将来的に売却する際には双方の同意が必要になります。
また、
- ・住み替え
- ・転勤
- ・相続
など、ライフステージの変化によって手続きが複雑になる場合もあります。
購入時には見落としがちなポイントですが、“将来どうするか”まで考えておくことも大切です。
住宅購入は「物件選び」だけではありません。
不動産購入では、どうしてもエリアや間取り、価格に目が向きがちです。
しかし実際には、住宅ローンの組み方によって、将来の家計や生活設計が大きく変わることもあります。
特にペアローンは、メリットも多い一方で、ご家庭ごとに最適な形が異なります。
だからこそ、
- 「単独ローンが良いのか」
- 「ペアローンが合っているのか」
- 「無理のない返済額はいくらか」
を、購入前にしっかり整理することが重要です。
住宅購入は、「今買えるか」だけではなく、「将来も安心して暮らしていけるか」がとても重要です。
私自身、住宅購入は「買って終わり」ではなく、その後の暮らしまで含めて考えることが大切だと思っています。
だからこそ、目先の予算だけではなく、
「10年後も安心して暮らせるか」
「将来、住み替えや売却になった時に困らないか」
という部分まで、お客様と一緒に整理しながらご提案することを心がけています。
単に物件をご紹介するだけではなく、
- ・将来を見据えた資金計画
- ・無理のない住宅ローン提案
- ・ご家族構成に合わせた住み替え相談
- ・将来的な売却も踏まえた物件選び
まで含め、お客様一人ひとりに合わせたご提案いたします。
「ペアローンと単独ローン、どちらが自分たちに合っているのか分からない」
「まずは無理のない予算感を知りたい」
という方も、ぜひお気軽にご相談ください。
創業55年、地域密着だからこそできる視点で、住まい探しをサポートいたします。
