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賃貸経営に役に立つ資格

土地活用

森 健

筆者 森 健

不動産キャリア6年

不動産の購入や売却を検討する際、専門的なこと、難しいことが多々あります。そんな時に頼りになれるようサポート致します。

2024年8月1日より、「賃貸不動産経営管理士」の受験申し込みが始まりました。


この資格は、賃貸住宅管理に関する知識・技能・倫理観を持った専門家としてその能力を発揮し、賃貸不動産の管理を適切に行うことを通じて、賃貸不動産所有者の資産の有効活用、不動産に居住し利用する賃借人等の安全・安心を確保するといった非常に重要な役割を担っています。
簡潔に言うと、賃貸経営に役立つ試験です。

実際の試験内容も実務向けとなっており、知っていて損のない内容となっています。
◇管理受託契約に関する事項
◇管理業務として行う賃貸住宅の維持保全に関する事項
◇家賃、敷金、共益費その他の金銭の管理に関する事項
◇賃貸住宅の賃貸借に関する事項
◇法に関する事項

以前は民間の資格でしたが、2021年より国家資格へ格上げとなり、受験者数は増加、2023年の合格率は28.2%と難易度は上昇しています。ちなみにですが、私が受験した2016年の合格率は50%くらいだったと思うので、7年間でかなり上がってますね。
以前と比較して賃貸住宅が増加していること、土地活用を行うことの重要性が上昇していることから、こうした知識を有する人の存在は不可欠になってきており、今後ますます難易度が上昇すると予想されます。

なお、この資格は当社オルテ地所開発㈱のような国土交通省に賃貸住宅管理業者として登録するのであれば、管理戸数200戸以上につき管理事務所毎へ賃貸不動産経営管理士を1名以上設置することが義務があるのですが、オーナー業を行っている所有者様・貸主様が資格を有する必要はありません。そのため、資格自体を取得するのではなく、自己啓発の一環として資格の内容を学んでみるのはいかがでしょうか。

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