
18年の現場経験で確信したこと。最高の相続対策は、節税よりも「一回の家族会議」にある
皆さま、こんにちは。オルテ地所開発の市ヶ谷和親(いちがや かずたか)です。
相続について考え始めたとき、多くの方がまず頭に浮かべるのは「どこか良い税理士さんはいないか」ということではないでしょうか。
もちろん、税金の問題は避けて通れません。しかし、不動産の管理・運用の現場に18年携わり、多くの地主様や大家様の相続に関わってきた実務家として、私は声を大にしてお伝えしたいことがあります。
相続対策において、数字(節税)の前にやるべきことが他にあります。それは「家族会議」です。
■数字よりも先に「想い」を揃える
なぜ、いきなり税務の相談から入るのが危険なのでしょうか。
それは、税理士さんの仕事は「決まった分け方に対して、いかに税金を抑えるか」を計算することだからです。しかし、不動産オーナー様の相続で最も難しいのは、その「分け方」を決めるプロセスにあります。
・このアパートは長男に継がせたいけれど、次男には何を渡せばいいのか
・子供たちは、そもそもこの古い貸家を管理していく気があるのか
・親が守ってきた土地を、子供たちはどう思っているのか
こうした「家族の本音」が置き去りにされたまま、節税のテクニックだけで進めてしまうと、後になって「そんな話は聞いていない」「私はその土地はいらない」といった感情の対立を招くことになります。
■「家族会議」がもたらす安心感
私がサポートさせていただいているオーナー様の間で、特に好評をいただいているのがこの家族会議の場です。
家族だけで話し合おうとすると、どうしても感情的になったり、お金の話がしづらかったりするものです。そこに私のような第三者が、不動産の現場を知る実務家として立ち会うことで、驚くほど建設的な対話が生まれます。
会議の目的は、単に財産を分けることではありません。
「お父さん、お母さんがこれまでどんな想いでこの街の土地を守り、アパートを経営してきたのか」
その歴史と想いを、次の世代にしっかりと手渡していくことです。
この「想いの共有」ができて初めて、税務や法務の専門知識が、家族を守るための本当の武器になります。
■1+1=3の解決策を見つけるために
相続は、権利を分割して終わりではありません。むしろ、そこからが新しい家族のスタートです。
私が大切にしているのは、オーナー様の顧問税理士さんとも連携し、チームとして動くことです。家族会議でまとまった「想い」を、税務のプロが「形」にし、私たちが不動産の現場で「運用」を支える。
この連携があって初めて、1+1が2ではなく「3」になるような、家族全員が納得できる解決策が生まれます。
もし「何から手を付ければいいか分からない」と迷っていらっしゃるなら、まずは数字のことは一度置いて、ご家族で集まる時間を作ってみませんか。
将来の選択肢を、今のうちに一緒に整理していきましょう。
相続や不動産に関する小さなお悩みやご不安は、どうぞお気軽にオルテ地所開発までお問い合わせください。


