実家の「終活」を始めたいけれど、子供にどう切り出せばいい?親子の溝を埋める正しい順番の画像

実家の「終活」を始めたいけれど、子供にどう切り出せばいい?親子の溝を埋める正しい順番

相続

市ヶ谷 和親

筆者 市ヶ谷 和親

不動産キャリア23年

真心を込めて、明るく楽しく一生懸命取り組みます。


皆さま、こんにちは。オルテ地所開発の市ヶ谷です。

「自分が元気なうちに、この土地やアパートをどうするか整理しておきたいけれど、子供たちに話すと『縁起でもないから後に決めてよ』と嫌がられてしまう」
「遺産分割の話をしようとすると、なんだか子供たちが身構えてしまって、会話がギクシャクする」

このような、実家の「終活」や「相続」に関するご家族間のコミュニケーションのお悩みを、本当に多くのオーナー様から伺います。親御様としては、将来子供たちが揉めないように、良かれと思って先を考えて行動しているのに、当の子供たちとすれ違ってしまうのは本当に切ないことです。

親子だからこそ、本音を伝えるのが難しい不動産の話。実は、会話をスムーズに進めるには、絶対に守るべき「話す順番」があるのです。

1. なぜ、最初から「お金と数字の話」をしてはいけないのか
多くの方がやってしまいがちな失敗は、最初の段階から「この土地はいくらで売れる」「相続税がこれくらいかかるから、誰にどのアパートを継がせるか」という、お金や権利、数字の話から始めてしまうことです。

これを聞かされたお子様世代は、どうしても「親の遺産をあてにしているように思われたくない」と身構えたり、兄弟間でのバランスを気にして感情的になったりしがちです。その結果、「まだ早いよ」と会話をシャットアウトしてしまうのです。

2. 数字を脇に置き、大家様ご自身の「歴史」から語る
会話をスムーズに進めるコツは、順番を逆にすることです。
まずは数字をすべて脇に置いて、「この土地や建物を、これまで親たちがどんな想いで、どれだけの苦労をして守ってきたか」という、大家様ご自身の歴史から語ってみてください。

「実はあの時、バブル崩壊やリーマンショックがあって、管理会社のオルテさんと一緒に必死に空室を埋めたんだよ」
「ここのアパートの入居者さんは、もう10年も長く住んでくれていて、本当にありがたいんだ」

こうした現場のリアルな物語や、親の生きてきた証としての「想い」を聞くことで、お子様世代の意識はガラリと変わります。

3. 「古い不動産」が、敬意を持つべき「家族の財産」に変わる瞬間
親の苦労や軌跡を知ることで、子供たちにとって物件は「ただの古い不動産」から、「親が人生をかけて守ってきた、大切な家族の財産なんだ」という、敬意を持った自分事へと変化します。

「これだけ大変な想いをして遺してくれたものを、自分たちの代で無下にはできないな」という感謝の土台ができて初めて、具体的な数字や分け方の話がスムーズに進むようになります。感情を動かすのは、いつだって数字ではなく「物語」なのです。

4. 照れくさい家族の会話に、いつもの管理会社を呼んでください
とはいえ、家族だけで話すと、どうしても照れくささから感情がぶつかってしまうこともあると思います。そんな時は、ぜひ私を「いつもの管理会社の担当者」として、ご自宅のお茶の間に呼んでください。

第三者であり、日頃から戸田の地で物件をよく知る実務家が間に入ることで、お互いに感情的にならず、驚くほど自然に本音が話せるようになります。

「創業55年のオルテさんがそう言うなら、一回ちゃんと考えてみようか」と、お子様世代もプロの言葉なら素直に耳を傾けられるケースは非常に多いものです。ご家族の未来を守るための第一歩を、私たちと一緒に踏み出してみませんか。いつでもお気軽にご相談ください。


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