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【要注意】擁壁のある物件に潜むリスク

売買

森 健

筆者 森 健

不動産キャリア9年

不動産の購入や売却を検討する際、専門的なこと、難しいことが多々あります。そんな時に頼りになれるようサポート致します。


先日杉並区で擁壁が崩れ、道路や隣地に被害が発生したというニュースを見ました。


擁壁とは、土の崩れやすい斜面を支えるための壁状の構造物です。住宅地では「高低差のある土地の境界」や「造成地の段差部分」に多く見られます。一見ただのコンクリートの壁に見えますが、土圧や雨水の影響を常に受ける重要な構造物です。

擁壁が破損・倒壊すると、土砂崩れや建物の傾き隣地への被害や人身事故といった重大なトラブルにつながる恐れがあります。特に古い擁壁や無許可で作られた擁壁は、強度や排水機能に問題があるケースもあります。

<主な構造・材質>
◇鉄筋コンクリート擁壁(RC擁壁):現在の基準に合致しやすく、耐久性も高い。
◇間知石(けんちいし)・ブロック積み:見た目は自然ですが、設計基準外のものも多いため注意。

擁壁の安全性を簡易的に確認する方法として下記があります。
◆擁壁の下部や側面に「水抜き穴」があるかどうか
◆雨上がりに水が溜まっていないか
◆擁壁に幅1mm以上のひび割れがあるかどうか
◆上部が膨らんで見える、または前に傾いているかどうか

以前、擁壁のある土地の売却のお手伝いをしたことがあるのですが、非常に難易度が高いことを覚えています。

擁壁を誰が、いつ、どのように造られたかを調べることが難しいです。古いものですと建築確認済証や設計図書などの資料は存在していないことが多く、安全性を確認できないものが多々あります。

現状の擁壁の安全性を調べることに多額の費用がかかります。建築士や専門業者の力を借りる必要があるため、費用はもちろん時間もかかります。

③上記①と②をクリアしたとしても、こうした物件を買いたいお客様がいるかどうかが疑問です。以前の事例では売却するまで1年以上を要し、かつ売却価格も売主様が望む金額には届きませんでした。つまり非常に売りづらい物件と言えます。

当社オルテ地所開発㈱の所在する戸田市ではあまり見かけませんが、さいたま市や和光市には起伏のあるエリアが多々あり、擁壁が必要な物件も数多くあります。

擁壁は「土地を守る縁の下の力持ち」です。しかし、見た目がしっかりしていても内部に危険が潜んでいる場合もあります。もし擁壁のある土地や戸建てを売却を検討されている方がいらっしゃいましたら、早めに売却の動きをとることが肝要です。不安なことやわからないことがありましたら擁壁物件の売却実績のあるオルテ地所開発㈱まで是非お問い合わせください。

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