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賃貸物件も「ZEH」が当たり前の時代へ

建築

森 健

筆者 森 健

不動産キャリア6年

不動産の購入や売却を検討する際、専門的なこと、難しいことが多々あります。そんな時に頼りになれるようサポート致します。


昨今、地球環境への配慮が推進されている中、不動産業界にも影響が出てきています。大手メーカーの賃貸物件の商品では「ZEH」が標準仕様になるなど、従来とは異なる価値観を創出しています。


1.ZEHの定義


ZEHとは、Net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の略語になります。省エネ(省エネルギー設備の導入)、②断熱(高断熱設備の利用など)、③創エネ(太陽光発電による電力創出)により、日常生活で使用するエネルギーよりも新たに生み出すエネルギーが上回る住宅のことです。

ZEH住宅として認められるには、上記3項目でそれぞれ基準が設けられているため、その厳しい基準をクリアする必要があります。(参考:経済産業省 自然エネルギー庁 ホームページ)

このZEHを推進する背景として、日本ではエネルギー資源が乏しく、供給のほとんどを海外からの輸入に頼らざるを得ない事情があります。また、自然災害が多い日本では、非常に対する国内のエネルギー供給の安定化・強化を鑑みた日本政府主導の政策になります。



2.ZEHのメリット・デメリット


<メリット>
〇経済性 ⇒ 光熱費の削減(エアコンの使用を抑えられる)、創出した電気の売却による収入

〇快適・健康性 ⇒ 夏は涼しく、冬は暖かい住宅

〇レジリエンス ⇒ 災害時の非常用電力の備蓄

<デメリット>
天候によって発電量が変動

設備導入、メンテナンスなどのコストの負担


3.今後の方針


東京都では、都内で住宅を供給する延べ面積の合計が20,000㎡以上の大手住宅メーカーに対して、2025年4月から太陽光パネルの設置が義務化となります。

埼玉県でも、省エネ住宅や太陽光の設置を推奨しており、補助金制度もあります。(参考 埼玉県ホームページ)

今後はZEHに対応することが必須の状況になっていく見込みです。


新たに賃貸物件の建築を検討しているオーナー様からすると、建築費が高額になることが予測されるため、すべてのZEHの要素を取り入れてしまうと賃貸経営は難しくなる可能性があります。
しかし、従来の賃貸住宅と比較すると賃借人へのメリットが多いため、今後は賃借人から選ばれる物件=差別化要素になっていくことでしょう。


オルテ地所開発㈱では、ZEHに関することだけではなく、各種建築や賃貸トレンドなど賃貸経営に関するあらゆる情報を提供し、無理のない賃貸運営ができるよう強力にサポートして参ります。不安なこと、問題がありましたら当社までお問い合わせください。

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