住宅ローン代行手数料ってなに?
■住宅ローン代行手数料とは?
住宅ローン代行手数料とは、『あなたの代わりに不動産業者が金融機関に住宅ローンの申込手続きを行うための手数料』として不動産業者に支払う手数料のことを言います。また不動産業者によっては名称が異なり、【住宅ローン事務手数料】【住宅ローン斡旋手数料】【住宅ローン取次手数料】などがあり、その内容は全て同じものを表します。
不動産業者から請求される住宅ローン代行手数料には、仲介手数料のように法律で定められている上限がないため、不動産業者の言い値で決まります。そのため数十万円で請求している不動産業者もいれば、さらに高い金額で請求している不動産業者もいます。
では住宅ローンの申し込み手続きとはどのような作業のことを言うのでしょうか。
■住宅ローンの手続きとは?
住宅ローンの手続きとは以下の項目・手順にて行います。
①事前審査・仮審査
②本申し込み・本審査
③金銭消費貸借契約
④ローンの融資実行
不動産業者に代行を依頼した場合、行ってくれるのは①と②になります。①と②の具体的な内容として申し込み手続きを行うために必要な書類の準備・提出や③と④の契約を行うための日程調整などです。その作業だけを行うのに数十万円を支払うのはちょっと、、、と思う方もいるかと思います。そもそもこの手数料は支払う必要があるのでしょうか?
結論から言うと住宅ローン代行手数料を支払う義務はありません。
なぜなら、国土交通省が発表している「宅地建物取引業法の解釈・運用の考え方」第46条第1項関係「6.不動産取引に関連する他の業務に係る報酬について」では以下のように述べられています。
宅地建物取引業者が、「第34条の2関係8」に従って、媒介業務以外の不動産取引に関連する業務を行う場合には、媒介業務に係る報酬とは別に当該業務に係る報酬を受けることができるが、この場合には、あらかじめ業務内容に応じた料金設定をするなど、報酬額の明確化を図ること。」
つまり、「宅地建物取引業法の解釈・運用の考え方」をもとに考えてみると、住宅ローン代行を媒介業務以外の業務だと考えれば当該業務に係る報酬を受けることができると解釈ができます。ただし、明確に報酬額を提示する必要があります。
中には住宅ローンの審査を不動産業者を通して行う方が有利だからと説明して住宅ローン代行手数料を請求するところや、きちんと説明せずに何となく支払うことを前提として進めているところもありますが、その場合は住宅ローン代行手数料を支払う義務はありません。もちろんしっかりと説明を受けた上で納得した場合や支払っても良いと思える場合であれば支払うことに問題はありませんが、不動産業者によっては、住宅ローンの手続きを依頼しても手数料がかからないところもありますので、トラブルを避けるためにも予め不動産業者に手数料がかかるのか確認されることをお勧め致します。
もし住宅ローン代行手数料がかかってしまう場合は、不動産業者にしっかりと説明をしてもらい、納得できない場合はお客様自身で金融機関を探し手続きすることを不動産業者に相談されてもいいかもしれません。その場合、金融機関とのやりとりで手間や時間がかかってしまうデメリットがありますのでご注意ください。
■まとめ
今回は住宅ローン代行手数料についてご紹介してきました。
記事の要点と致しまして以下項目があげられます。
1.住宅ローン代行手数料は支払いの義務はない
2.住宅ローンを利用される場合の選択肢として
①説明を受け合意の上で手数料を払って不動産業者に一部代行してもらう
②平日に金融機関に行く時間を作り、お客様ご自身で金融機関と直接やり取りする
③手数料を取らない不動産業者に依頼する
事前に住宅ローンの手続きの流れや仕組みなどを理解していれば、住宅ローン代行手数料などの余計な費用を抑えることが可能です。
住宅ローンの手続きはご自身で行うこともできますが、金融機関に足を何度も運んだり、平日に時間を作らないといけないなどのデメリットがあり、難しい方もいらっしゃるでしょう。もし不動産業者に依頼をする場合は、事前に手数料などがかかるかどうか必ず確認をしてから依頼するようにしましょう。
当社では、お客様に寄り添い、お客様の幸せに貢献するようサポートしておりますので、住宅ローンのご相談を頂いた場合には、手数料は頂いておりません。事前審査・仮審査から不動産の引き渡しまでを円滑に進められるよう全力でサポート致します。不動産の購入でお困りごとなどがございましたらオルテ地所開発株式会社までお問い合わせください。
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