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土地を購入する前に確認したい「水道」のこと、購入後の思わぬ費用を防ぐために

売買

村越 康平

筆者 村越 康平

不動産キャリア6年

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こんにちは!オルテ地所開発株式会社の村越です。

先日、ニュースを見ていると、
「2026年10月から水道料金が値上げされる自治体がある」というニュースが目に入りました。

「水道料金って、そんなに変わるの?」ふと気になり、
私が普段仕事をしている戸田市ではどうなのか、改めて調べてみました。
すると、戸田市では2025年4月1日から、すでに水道料金が改定されていたことが分かりました。

今回は、水道料金のニュースをきっかけに、
不動産を購入する前に確認しておきたい「水道」と「購入後にかかる費用」についてご紹介します。


■戸田市では、すでに水道料金が改定されています



戸田市では、2025年4月1日から水道料金が改定されており、今回の改定は、29年ぶりの改定です。
私は戸田市に住んでいるわけではないため、
これまで水道料金の改定について特に意識していませんでした。

今回のニュースをきっかけに調べてみたことで、
「戸田市でも、実は昨年すでに水道料金が変わっていたんだ」と改めて知りました。
では、実際にどのくらい変わったのでしょうか。
戸田市が公表している資料によると、一般家庭・口径20mmの場合、2か月分の水道料金の見込み額は次のとおりです。

※一般家庭・口径20mm・2か月分・消費税等を含む見込み額です。

こうして改定前と改定後の金額を比べてみると、普段何気なく使っている水道料金も、実際に変わっていることが分かります。

また、2026年10月からは、埼玉県内でも水道料金の改定を実施する自治体が複数あります。
背景には、水道管や浄水場などの施設の老朽化、維持管理費の上昇、将来の設備更新など、さまざまな事情があります。
水道をこれからも安定して使い続けるためには、目に見えない設備を維持し、必要に応じて修繕・更新していくことが欠かせません。


■水道が使える土地なら安心?



ここまで水道料金についてお話ししてきましたが、「水道料金の話と不動産に何の関係があるの?」と思われる方もいるかもしれません。
実は、不動産を購入するときにも、水道について確認しておきたいことがあります。

例えば、土地を購入して新しく家を建てる場合です。
物件の紹介時に「前面道路に水道管が通っています」と説明されたら、水道は問題なく使えると思うかもしれません。

しかし、道路に水道管が通っていることと、購入する土地で問題なく水道を使えることは、必ずしも同じではありません。確認が必要なのは、道路に水道管があるかどうかだけではありません。

・敷地内まで給水管が引き込まれているか
・給水管の口径は何mmなのか
・既存の給水管をそのまま使用できるのか
・給水管が隣地を通っていないか
・建て替えや新築にあたって、配管の改修や引き直しが必要なのか
こうした点も確認する必要があります。

特に、古い建物が建っている土地では、現在の建物で水道が使えていても、新しく建てる建物にそのまま対応できるとは限りません。
土地を購入する際には、「今、水道が使えるか」だけではなく、「購入後に予定している建物でも問題なく使えるか」という視点が大切です。


■購入前に確認したい給水管の3つのポイント



では、具体的にどのような点を確認すればよいのでしょうか。
ここでは、土地を購入する際に注意しておきたい給水管の例を3つご紹介します。

① 敷地内に給水管が引き込まれているか
前面道路に水道管が通っていても、敷地内まで給水管が引き込まれていない場合があります。
その場合、新たに道路から敷地内へ給水管を引き込む工事が必要になる可能性があります。
工事内容によっては、道路の掘削や舗装の復旧なども必要になるため、想定していた以上の費用がかかることもあります。
土地の価格が周辺相場より安く見えても、購入後に給水管の引込工事が必要であれば、結果として総費用が大きくなる可能性があります。

② 給水管の口径や状態に問題がないか
既存の建物で水道が問題なく使えていても、建て替え後の建物の規模や設備によっては、現在の給水管をそのまま使用できるか確認が必要です。
例えば、給水管の口径が小さい場合や、配管が古くなっている場合には、口径の変更や配管の改修などを検討することがあります。
ただし、必ずしも古い給水管をすべて交換しなければならないわけではありません。
実際の配管状況や建築計画などを確認し、給水管の口径だけでなく、配管の状態や水圧、必要な水量なども踏まえ、計画している建物に対応できるかを水道事業者や指定給水装置工事事業者などに確認することが大切です。

③ 給水管が隣地を通っていないか
注意したいのが、購入する土地の給水管が、隣の土地を通って引き込まれているケースです。
この場合、単純に「すでに水道が引き込まれているから大丈夫」と判断することはできません。

例えば、次のような点を確認する必要があります。

・給水管がどの土地を通っているのか
・給水管の所有関係はどうなっているのか
・他人の土地を通ることについて、使用上の権利関係が整理されているか
・将来の修繕や建て替えの際に問題が生じないか
状況によっては、隣地所有者との調整が必要になることもあります。

また、将来的なトラブルを避けるため、自分の敷地内に給水管を引き直す方法を検討するケースもあります。
ただし、引き直しが必ず最善の方法とは限りません。既存の配管の状態や権利関係、工事費用などを確認したうえで、適切な対応を検討することが重要です。


■給水管の工事には、どのくらい費用がかかる?



ここまでご紹介したように、給水管の状態によっては、購入後に工事が必要になる場合があります。
では、工事にはどのくらいの費用がかかるのでしょうか。実際の費用は、工事の内容によって大きく異なります。

例えば、次のような条件によって費用が変わります。

・道路から敷地までの距離
・給水管の口径や必要な配管の長さ
・道路の掘削が必要かどうか
・舗装の復旧範囲
・既存の給水管を再利用できるか
・道路管理者や水道事業者への申請など、必要な手続き

そのため、一律に「給水管の引き直しは○万円」と判断することはできません。

例えば、敷地内の一部の配管手直しであれば数十万円で済むこともありますが、道路を掘削して新たに本管から引き直す場合(道路復旧費用や水道加入金などを含む)は、100万円〜200万円前後の費用がかかるケースも珍しくありません。
『土地が相場より100万円安いと思ったら、水道引き込みで結局高くなってしまった』という失敗を防ぐためにも、事前の確認が欠かせません。


■水道以外にも、土地には見えない確認事項があります



土地を購入する際に確認しておきたいのは、水道だけではありません。
例えば、次のような項目があります。

・下水道:公共下水道の整備状況や、接続に必要な工事
・前面道路:道路の幅員や接道状況、建築基準法上の道路に該当するか
・給排水管:敷地内への引込み状況や、既存の配管を使用できるか
・境界:隣地との境界が明確になっているか、確定測量が必要か
・セットバック(道路後退):建築にあたって敷地の一部を道路として後退させる必要があるか
・擁壁(がけ):擁壁の状態や構造、補修などが必要になる可能性があるか
・地中埋設物:地中にコンクリート片や瓦など、いわゆる「ガラ」が埋まっていないか
こうした内容は、現地を見ただけでは分からないことも少なくありません。

また、問題が見つかった場合でも、必ずしも工事が必要になるとは限りません。
現況や法令、権利関係などを確認したうえで、対応方法を検討することになります。
例えば、境界が明確でない場合には、関係する土地所有者との確認や、必要に応じて測量を検討します。
給水管に問題がある場合には、配管の位置や所有関係を調査し、既存の管を使用できるのか、引き直しが必要なのかを確認します。
このように、問題の有無を調べるだけでなく、問題があった場合にどのような対応が考えられるのかを把握することも、土地購入前の大切な確認事項です。


■土地の価格だけで判断しないために



土地を購入するとき、まず気になるのは販売価格や立地、広さではないでしょうか。もちろん、どれも大切なポイントです。
ただし、土地には、見ただけでは分からない確認事項もあります。
例えば、給水管の引込工事や改修、下水道への接続、境界の確認、セットバック、擁壁の補修、地中埋設物の撤去など、土地の状況によっては、購入後に追加の工事費用や手続きが必要になることがあります。

そのため、土地を購入する際には、販売価格だけで判断するのではなく、
「購入した後に、どのような費用がかかる可能性があるのか」まで考えておくことが大切です。
購入前に確認しておけば、追加費用が発生する可能性を把握でき、予算や購入条件を検討する際の判断材料にもなります。

一方で、すべてのリスクを事前に把握できるとは限りません。調査で分かることと、工事を行って初めて分かることがあるため、不明な点については、その内容や今後の確認方法も含めて整理しておくことが重要です。


■不動産購入前の「これって大丈夫?」はオルテ地所開発へ



「この土地に家を建てられるのかな?」
「水道の引き直しは必要なのかな?」
「購入した後に、思わぬ費用がかからないかな?」
土地を購入する際、このような疑問を持つことは自然なことです。

不動産は、広告に掲載されている価格や面積だけでは判断できない部分があります。
だからこそ、購入を決める前に物件の状況を確認し、必要に応じて工事業者や関係先にも確認しながら、購入後にかかる費用やリスクを把握しておくことが大切です。

オルテ地所開発では、戸田市・蕨市・さいたま市南区を中心に、不動産の購入や売却、相続などのご相談を承っています。
物件の価格や立地だけでなく、道路や給排水管、境界などの状況も確認し、必要に応じて関係先への調査や専門業者への確認を行いながら、不動産購入を検討されている方をサポートしています。

「まだ購入するか決めていないけれど、気になる土地がある」
「不動産会社から説明を受けたけれど、よく分からないことがある」
そんな段階でも構いません。

土地を購入してから「こんなはずじゃなかった」とならないために、価格だけでは分からないことも、一緒に確認していきませんか。
不動産購入について気になることがありましたら、ぜひ一度、オルテ地所開発へご相談ください。



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