
権利証ってどれ? 不動産を持っているなら、一度確認しておきたい大切な書類

こんにちは。
オルテ地所開発株式会社 コンサルティング事業部の太田です。
「不動産を売却するとき、何を準備すればいいんだろう?」
売却を考え始めてから、必要な書類を調べる方も多いと思います。
ですが、少し考えてみてください。今お持ちの不動産に関する大切な書類、どこにあるかすぐに言えますか?
購入したのが何年も前であれば、当時の書類をどこにしまったのか分からなくなっていることもあります。
そして、今すぐ売却する予定がなくても、将来売却することになるかもしれません。あるいは、相続したご家族が売却することになるかもしれません。そのときになってから探し始めるのでは、間に合わないこともあります。
では、実際にどんな書類を確認しておけばいいのでしょうか。そして、もし大切な書類が見つからなかった場合、どうなるのでしょうか。
■まず確認しておきたい、不動産に関する書類
不動産を売却するときには、物件や所有者の状況に応じて、さまざまな書類を確認します。
代表的なものとしては、
◎権利証・登記識別情報
◎購入時の売買契約書・重要事項説明書
◎固定資産税の納税通知書
◎建物の図面や建築関係の資料
◎リフォーム・修繕の記録
◎住宅ローンの残高が分かる書類
などがあります。
もちろん、これらがすべて揃っていなければ売却できないということではありません。
ただ、売却が決まってから、
「そういえば、あの書類はどこにしまっただろう?」
となるよりも、今のうちに何が残っているのかを確認しておくことが大切です。
中でも、今回は特に知っておいていただきたい「権利証」についてお話しします。
■そもそも「権利証」って何?
不動産を所有している方なら、一度は「権利証」という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。
実は、「権利証」というのは正式な法律上の名称ではなく、一般的に使われている呼び方です。以前は、不動産の所有権移転登記などが完了した際に、「登記済証」という書類が交付されていました。現在は制度が変わり、原則として「登記識別情報」という12桁の符号が通知される仕組みになっています。つまり、昔の不動産なら「登記済証」、現在の不動産なら「登記識別情報」という違いがあります。
どちらも、不動産を売却するときなどに重要になるものです。「権利証」という言葉だけは知っていても、自分が持っている書類が何なのか分からないという方もいらっしゃるかもしれません。だからこそ、一度確認してみていただきたいのです。
<登記済証 サンプル>

<登記識別情報通知 サンプル>

■もし権利証をなくしていたら?
権利証をなくしてしまった場合、法務局から郵送で確認する制度や公証役場での認証といった方法もありますが、通常の売買取引では物件の引渡し日までに確実に名義変更を完了させる必要があります。そのため、登記の専門家である司法書士による厳格な『本人確認情報』の作成を依頼することが一般的です。そのため、報酬として数万〜10万円前後の別途費用が発生してしまいます。
以前、弊社で不動産の売却をお手伝いしたお客様で、売却の手続きを進める中、権利証が見つからないということがありました。
お客様も一生懸命探されましたが、残念ながら見つかりませんでした。そのため、司法書士に本人確認情報のための別途手続きをお願いすることになり、お客様には10万円ほどの費用をご負担いただくことになりました。
もちろん、これは権利証が見つからなかったことで発生した費用です。私たちとしても、「何とかしてあげられないだろうか」と思いました。
しかし、権利証を再発行することは不動産会社にはできません。必要な手続きを進め、そのためにかかる費用をご負担いただくしかありませんでした。お客様からすれば、売却のために突然必要になった思わぬ出費です。もっと早く書類を確認していれば、防げたかもしれない費用でした。
この経験があるからこそ、売却を考えている方だけではなく、今、不動産を所有している方にも一度確認していただきたいと思っています。
■あなたの不動産の書類、今どこにありますか?
権利証だけではありません。購入時の契約書や重要事項説明書、建物の図面、リフォームの資料なども、時間が経つほど「どこにあるのか分からない」ということが起こりやすくなります。
特に、ご自身が購入した不動産であればまだ記憶があっても、相続によって取得した不動産の場合は、前の所有者が保管していた書類をすべて把握できていないこともあります。
だからこそ、
「売却するときに探せばいい」ではなく、「今あるものを確認しておく」ことが大切です。
まずは、ご自宅や保管場所にある不動産関係の書類を一度集めてみてください。
そして、
「これは権利証なのかな?」
「登記識別情報って、これのこと?」
「この書類は残しておいた方がいい?」
「必要な書類が足りない気がする……」
そう思うものがあれば、自己判断で処分せず、一度確認してみることをおすすめします。
■売却するか決める前だからこそ、確認できることがあります
不動産の売却は、実際に売り出してから準備を始めても間に合うことがあります。ただ、書類を探すのに時間がかかったり、紛失に気付いてから別の手続きが必要になったりすることもあります。
だからこそ、売却を決めていない今の段階でも、
◎手元にある書類を確認する
◎不足しているものがないか整理する
◎権利証や登記識別情報がどれなのか確認する
◎相続した不動産なら、前の所有者の資料も確認する
こうした準備をしておくだけでも、将来の安心につながります。
「売る予定はまだないから関係ない」
そう思っている今だからこそ、一度確認してみてはいかがでしょうか。
今後、ご自身が売却することになったときだけでなく、相続によってご家族がその不動産を引き継ぎ、売却することになるかもしれません。そのときになって「必要な書類がどこにあるか分からない」とならないためにも、今のうちに確認しておくことが大切です。
■オルテ地所開発では、売却前のご相談も承っています
オルテ地所開発では、売却のご依頼をいただいてから動くのではなく、売却を考える前の段階で不動産について整理しておくことも大切だと考えています。
例えば、
・手元にあるこの書類は何なのか確認したい
・権利証が見つからない
・相続した不動産なので、書類が揃っているのか分からない
・将来売却するかもしれないので、今から準備しておきたい
といったご相談でも構いません。
売却するかどうかを決める前に、今のうちに確認しておけば、いざというときに慌てずに済むことがあります。まずは一度、不動産に関する書類を探してみてください。
そして、「これで大丈夫なのかな?」と思ったときは、その書類を持ってオルテ地所開発へご相談ください。
将来の売却や相続で、ご自身やご家族が困ることのないよう、今できる準備から一緒に確認していきます。

