土地売却時の確定測量は今や常識!?
1.確定測量の意味
2.確定測量の実施期間・費用
3.地積測量図とは異なる図面
確定測量の成果として作成される「確定測量図」と似た図面として「地積測量図」というものがありますが、意味合いが異なっています。
確定測量図は前述のとおり、隣地との境界が確定しているのに対し、地積測量図は隣地との境界が確定していないことがあります。特に2005年3月の不動産登記法の改正より前に作成された地積測量図は確定測量を行っていない測量図の可能性があることから、境界が確定していないケースが存在します。
また、技術の進歩により、近年作成された確定測量図の精度は非常に高いのに対し、地積測量図の中にはかなり精度が低く、不動産の取引に使用するには危険なものがあります。
余談ですが、以前ある土地の取引の際に古い地積測量図が残されていたため確認したところ、寸法の単位に”尺”が使われていました。これを基に取引をすることになった場合、土地面積について表記上と実際が異なるというトラブルが想定されます。
まとめ
昨今は不動産を購入する方も確定測量を行っているかどうかを事前確認し、実施していないのであれば取引完了までに売主側で実施することを要望してくるケースが多くなってきています。費用は安い金額ではありませんが、確定測量を行わなかったことで後の境界のトラブルに巻き込まれることを考えれば、十分に意味のある経費だと私は思います。
オルテ地所開発㈱ではこれまでの売買の経験を踏まえ、土地を売却する際に必要な手続きやその意味について親切丁寧にご説明し、納得していただいた上で売却していただけるよう努めております。確定測量を実施するか悩んでいる方、隣地の方と境界の問題で困っている方、お気軽にご相談ください。