賃貸物件における礼金とは？相場や初期費用についてご紹介！
賃貸物件をお探しの際に、礼金というワードをよく目にしたり耳にしたりするかと思います。
礼金と言われると、何かのお礼なのかなと思ったりもしますが、正式にどんなお金と言われるとはっきりとわからない方も多いのではないでしょうか。
今回は、礼金とはどのようなお金で、その相場や初期費用などについても解説していきます。
賃貸物件における礼金とは？
礼金とは、賃貸借契約時に大家さんや管理会社へお礼として支払うお金のことを言います。
かつて賃貸物件が少なかった時代に、住む部屋を貸してもらったお礼としてお金を支払った習慣が、礼金として今も残っています。
敷金は状況によって返還されますが、礼金は一般的には返還されることはありません。
賃貸物件の礼金の相場や初期費用について
賃貸物件の礼金や初期費用はどのくらいになるのでしょうか。
礼金の相場はいくら？
礼金の相場は家賃1か月分が一般的です。
ただし、物件によって異なり、なかには礼金がゼロの物件もあります。
礼金がない場合、初期費用を安く抑えることができますが、注意も必要です。
礼金がゼロの場合には、以下のような場合があるからです。
●条件が悪く入居希望者が集まらない
●設備などが古い
●礼金がない分家賃が高めに設定されている
初期費用が安く抑えられるからと安易に決めず、きちんと物件自体の状態や家賃の相場が適切かを確認することが大切です。
初期費用を抑える方法はある？
引っ越しにはお金がかかるため、初期費用をできるだけ抑えたい方もいらっしゃるかと思います。
そもそも初期費用には何が含まれているのでしょうか。
初期費用には以下の費用があります。
●敷金・礼金
●前家賃（家賃の1か月分が目安）
●仲介手数料（家賃の0.5〜1か月分が目安）
●火災保険料（加入を求められることがほとんどで相場としては1万5,000円〜2万円ほど）
これに加えて、鍵交換費用や消臭・消毒費用などが発生するケースもあります。
初期費用の相場としては家賃のおよそ5か月分が目安です。
初期費用を抑えるには、以下の方法が挙げられます。
●敷金・礼金がゼロの物件を探す
●フリーレント付き物件を探す
敷金礼金はそれぞれ家賃の1か月分ほどかかることが多いため、敷金礼金がない物件は初期費用を大幅に抑えることが可能です。
敷金礼金ゼロの物件もありますが、その場合は退去時にかかる費用や物件の状態・相場などを確認することが大切です。
また、入居後ある一定期間の家賃が無料になるフリーレント物件もあります。
共益費や管理費を支払う必要はありますが、通常の家賃が一定の期間無料になるため初期費用を抑えることが可能です。
注意点としては、短期で解約した際などに違約金を支払わなければいけないこともあるため、フリーレントを利用する際には詳細をきちんと確認することが大切です。
まとめ
礼金とは部屋を貸してくれたお礼の意味で貸主に支払うお金のことです。
礼金は敷金と違って返還されることはありません。
礼金ゼロの賃貸物件もありますが、あまり条件が良くないなどの可能性もあり、契約前にきちんと確認することが大切です。
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