
建築費が高騰する今こそ考えたい「既存の建物を活かす」という選択

日本人は外国と比べて、古いものよりも新しいものを好む特性が強いという話もあることから、建築費等の高騰は非常に身近な問題です。
だからこそこれからは、
「新しく建てる」だけではなく、「今あるものを活かす」
という考え方も大切になってくるのではないでしょうか?
建物は「古い=価値がない」ではありません
例えば、築年数が経過した戸建住宅があるとします。
外観を見ると、「もう古いから建て替えかな」と思ってしまうかもしれません。
しかし、少し見方を変えてみると、
〇間取りを変更する
〇水回りを新しくする
〇断熱性能を高める
〇内装をリフォームする
〇用途に合わせて改修する
など、既存の建物を活かす方法が見つかることがあります。
もちろん、すべての建物がリフォームに向いているわけではありません。耐震性や建物の劣化状況、構造、法令上の制限などを確認したうえで、「この建物は、まだ活かせるのか?」を考えることが大切です。
「全部新しくする」必要はないかもしれません
リフォームやリノベーションというと大規模な工事が必要と考えてしまいますが、必ずしも建物全体を新しくする必要があるとは限りません。
例えば、
「水回りだけを改修する」
「断熱性能を改善する」
「使っていない部屋をなくして間取りを変更する」
など、必要な部分に絞って手を入れる方法もあります。
もちろん、工事内容によって費用は大きく変わります。だからこそ、
「何を残して、何を新しくするのか」
を考えることが重要です。
これは建築の話だけではなく、不動産をどう活用するかという視点でもあります。

戸田市にも、住宅の改修を支援する制度があります
こうした「今ある住宅を活かす」という考え方に関連して、戸田市では住宅の改修などを支援する制度があります。
例えば、「戸田市住宅改修資金助成制度」では、市内の施工業者を利用して個人住宅などの改修工事を行う場合、一定の要件を満たせば助成を受けられます。2026年度は、対象工事費の5%、上限10万円となっています。
各制度にはそれぞれ対象となる住宅や工事、申請時期などの条件があります。特に、住宅改修資金助成制度については、工事を始める前に申請する必要があるなど、事前に制度の内容の確認が必要です。
※制度の内容や対象要件は変更される場合があります。ご利用の際は、戸田市の最新情報をご確認ください。
それでも、新築の方がいい場合もある
ここまで「既存の建物を活かす」というお話をしてきましたが、「古い建物は、何でも残した方がいい」という意味ではありません。
例えば、
▲建物の劣化が進んでいる
▲耐震性に問題がある
▲大規模な修繕が必要になる
▲現在の用途に合わない
▲改修しても希望する性能を確保できない
▲改修費をかけても将来的なメリットが見込めない
といった場合には、建て替えた方が良いケースもあります。
「新築かリフォームか」という二択で考えず、その土地、その建物、その使い方にとって、“何が一番良い方法なのか”を考えることではないでしょうか。

壊す前に、一度「活かす」ことを考えてみませんか?
新しく建てることには、新しい価値を生み出せるという大きな魅力があります。
一方で、既にある建物を活かすことには、これまで積み重ねてきたものを無駄にせず、新しい価値につなげられる可能性があります。
建築費が高騰している今だからこそ、
「何を新しくつくるか」だけではなく、「今あるものをどう活かすか」
そんな視点から、不動産について考えてみるのも良いのではないでしょうか。
不動産は一つひとつ条件が違います。建物の状態や立地、法令上の制限、将来の使い方などを一緒に整理しながら、「建てる」「直す」「活かす」「売る」。その不動産に合った選択肢を考えていくことも、地域に密着した不動産業者・オルテ地所開発株式会社の役割だと考えています。

