事業用賃貸物件の火災保険!契約前に確認したい3つの補償
事業用賃貸物件の火災保険!契約前に確認したい3つの補償(仮)
ここ埼玉県戸田市には埼京線の駅が三つあり、それぞれ周辺に多くの飲食店が店を構えています。
県内でも桜の開花情報が聞こえてくる中、新型コロナの蔓延防止措置が解除になりました。
飲食店の皆様も活気を取り戻していければと思います。
さて、今回はそんな店舗経営をされている方へ事業用の火災保険をご紹介させていただきます。
事業用賃貸物件の契約を行う際に、忘れてはいけないのが火災保険です。昨今の台風や地震、大雨などによる被害が発生しているように火を使わない業種であっても思いがけない被害にあう可能性があります。
災害が発生した時に役立つ火災保険とは何なのかを考えてみましょう。契約前にぜひ確認しておきたいことばかりで、初めて契約を行う方はもちろん、今の保険内容が合っているのか不安な方も必見です。
【目次】
・事業用賃貸物件の火災保険に加入してないとどうなる?
・事業用賃貸物件の火災保険とは?
・事業用賃貸物件に最低限必要な補償は?
・まとめ
事業用賃貸物件の火災保険に加入してないとどうなる?
物件でもし火災が起きてしまった時のために、火災保険に加入しなければいけないことは分かっていても費用が発生することなので迷ってしまうこともあるでしょう。自分の物件が火元となって火災が発生した場合は自社の損失だけでなく、事業用賃貸物件の場合はオーナーに賠償をしなければいけません。複数のテナントが入っているビルであれば被害を受けたテナントへの賠償責任も発生します。立地によって金額は違いますが、数千万円からの賠償となることでしょう。会社の預貯金だけでこれらを補償することが難しいため、火災保険の加入が勧めています。
相手へ補償を行うだけではなく、他で発生した火災に自分が巻き込まれた場合の補償をするために使えるようになっています。火元のテナントの過失が認められなかった場合は補償をしてもらうことが困難で、自分で直すしかない可能性があります(失火法)。このような時の補償として役立ちます。
業種によっては、火を使用しない会社だから保険には加入する必要がないと感じてしまう方もいるかもしれませんが、火災はいつどこで発生するかわかりません。自然災害で起こることもあるため火を使わない職種であっても備えておくといいでしょう。台風や水害などの被害にも対応する保険もあります。様々なことを予測し、準備する必要があります。
事業用賃貸物件の火災保険とは?
借家人賠償責任保険
事業用賃貸物件を契約する際に必ず加入しなければいけない火災保険ですが、最も重要になるのが借家人賠償責任特約です。契約を行う際にこの補償がセットになっていることが多く、ほとんどの会社で加入しています。自分の不注意でトラブルが発生した際に賃貸物件は自分が所有する建物ではないため、持ち主のオーナーに賠償責任を果たす必要があります。その額は多額になることも多く、自分で補償することが難しいでしょう。賃貸物件を壊してしまった際にも補償が可能です。このような時のためにこの特約を加えておくと安心です。
施設賠償責任保険
施設賠償責任保険は借家人賠償責任保険でカバーできない部分を補うことが可能です。賃貸物件内外での様々なトラブルに対応することができ、自分若しくは従業員の業務中のミスで、他の人にケガを負わせた時や物を壊してしまった際の補償が可能です。物件内でケガをさせてしまった時にも使え、対人補償として活用できることがポイントです。
財物保険(建物内家財、設備・什器、商品・製品)
財物保険は自分の会社の為に使えるメインとなる補償です。火災はもちろん、水漏れや落雷、盗難など賃貸物件にある道具の補償を行ってくれます。高額な機器もある場合は、このような補償があることで安心して使えるようになります。ただし、リース品は自分のものではないため補償の対象外です。
この3つの補償を上手く組み合わせることで自分に合った補償内容ができることでしょう。
事業用賃貸物件に最低限必要な補償は?
事業用賃貸物件の場合、不動産会社やオーナーから指定された火災保険に加入することもあります。この方法であればオーナー側が必要としている補償額をしっかり払えるだけの金額になっているため安心ですが、自分で保険を選ぶ場合はどれに加入するべきか判断が難しいことでしょう。自分で選ぶことも可能ですが、不動産会社で保険の相談が可能であればしっかりサポートしてもらえます。どんな保険に入るべきなのか迷った時は相談してみましょう。
最低限必要な補償は、借家人賠償責任です。火災が発生してしまった時にオーナーへの多額の補償でもしっかり対応できるよう備えておきます。これ以外の保険は契約内容をよく見て自分に合った補償を選びます。複数の会社が入っているビルであれば借りているフロア面積によって金額が変わったり、補償内容が必要なものと不必要なものが混ざっていることもあります。自分の会社にとって必要なものをしっかり見極め選ぶようにしましょう。
まとめ
想定外の火災や災害が起こり、加害者になったり被害者になることもありますが火災保険にしっかり加入していることで事態の回復に役立ちます。何が起こるか分からないからこそしっかり備えることが大切です。自分に合ったプランで加入するようにしましょう。
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