
【2027年問題】エアコンの省エネ基準改定とは?賃貸オーナー様が今からやっておくべき対策

こんにちは、オルテ地所開発の篠田です。
最近、SNSやニュースで「2027年問題」という言葉を目にする機会が増えてきました。
これは、エアコンの2027年4月の省エネ基準強化に伴い、
低価格モデル(基準未達成機種)が製造・販売ができなくなり、
エアコン全体の価格が2~3万円以上上昇する可能性が高い
と問題視されていることを指します。
一見すると「家電メーカーの話」と思われがちですが、
賃貸経営においての影響を与えてしまう可能性が高くなっています。
経済産業省より、エアコンの省エネ基準強化に関するQ&A
参考リンクはこちら ⇒ 経済産業省 資源エネルギー庁 HPエネこれ 記事一覧引用
■ オーナー様に影響がある理由
賃貸物件において、エアコンはほぼ必須設備となっています。
そのため今回の基準改定は、単なる性能の話ではなく、次のような影響につながります。
設備交換時のコスト上昇・古い機種の競争力低下・入居者ニーズとのズレ・電気代への意識の高まり
特に近年は、入居者様が内見時に「このエアコンは新しいですか?」と確認されるケースも増えており、設備の“新しさ”が物件を選ぶ条件の1つになっていることもあります。
■ 今後起こりうる変化とは?
① エアコン本体価格の上昇
省エネ性能が高くなるほど、機器の価格は上昇傾向にあります。
今後は「壊れてから交換」では、想定以上のコストがかかる可能性があります。
② 古いエアコンの印象悪化
築年数が経過している物件でも、エアコンが新しければ印象は大きく変わります。
逆に、古いエアコンのままだと「電気代が高そう」「すぐ壊れそう」といった不安から、
内見で選ばれにくくなる傾向があります。
③ 入居者の“省エネ意識”の変化
電気代の高騰により、入居者様の意識も変わっています。
電気代を抑えられるか・効率の良い設備か・快適に使えるかといった点は、
今後さらに重視されるポイントです。
■ オーナー様が今からできる対策では、実際にどのような対応をしていくべきでしょうか。
「まだ使える」と「競争力がある」は別の話です。
「まだ動いているから大丈夫!」という考えをお持ちのオーナー様は一定数いらっしゃいます。
もちろん、動作していることは大切です。
しかし現在は、“使える”だけでなく、
●電気代はどうか
●見た目は古くないか
●入居者様に安心感を与えられるか
といった点も物件選びの判断材料になっています。
特にポータルサイトで多くの物件を比較される今、設備の印象は想像以上に重要です。
① 設備の現状把握(何年製かの確認)
まずは、設置されているエアコンの年式を確認することが重要です。
一般的にエアコンの寿命は約10年前後と言われています。
それを超えている場合は、計画的な交換を検討するタイミングです。
② 退去時の交換を前提に考える
入居中に交換するのはハードルが高いため、退去時に合わせて設備更新を行うのが現実的です。
原状回復と同時に交換募集条件の強化(「新品エアコン設置」)
といった形で、空室対策にも直結します。
③ 「壊れてから交換」から「先手対応」へ
これまで多かったのは、「壊れたら交換」という考え方です。
しかし今後は、繁忙期に故障 → 募集機会を逃す → 真夏の故障 → クレームリスク
といったデメリットも大きくなります。
計画的な更新により、リスク回避とコスト分散が可能になります。
④ 管理会社と一緒に計画を立てる
エアコンは1台単位ではなく、「物件全体でどう更新していくか」が重要です。
♦優先順位の整理
♦コストシミュレーション
♦募集条件への反映
これらを踏まえたうえで、長期的な設備戦略を考えることをおすすめします。
2027年の省エネ基準改定は、単なる制度変更ではなく、
「選ばれる物件」と「選ばれにくい物件」の差を広げる要因になる可能性があります。
だからこそ、現状把握・計画的な設備更新・入居者ニーズへの対応
を早めに進めていくことが重要です。
エアコン1台の違いが、「決まる物件」と「決まらない物件」を分ける時代になっています。
オルテ地所開発では、戸田市・蕨市・川口市エリアの賃貸管理を通じて、
設備更新のご提案や空室対策のサポートを行っております。
「うちの物件はどう対応すべきか?」といったご相談も、お気軽にお問い合わせください。

