家具家電付き賃貸物件はオトク？家具家電一式購入した場合と比較検証！
簡単な身の回りの荷物だけ持ち込めば生活できる「家具家電付き賃貸物件」が注目されています。
家具や家電が揃っているため家賃は割高ですが、単身赴任のビジネスマンや学生を中心に需要が拡大しています。
そこで、家具家電付き賃貸物件の概要やメリット・デメリットについて解説します。
家具家電付き物件と家具家電一式購入した場合を比較
家具家電付き物件に設置されているのは ベッド、机、テレビ、カーテン、ソファー、照明器具、洗濯機、エアコン、電子レンジ、冷蔵庫などです。
エアコンや照明器具は一般的な物件にも設置されているため省略するとしても、単身用物件に必要な家具家電を一式購入すると、約23万円程度の費用がかかるでしょう。
家具家電を23万円購入して家賃5万円の一般の物件に入居した場合、１年間にかかる費用は83万円です（5万円×12か月＋23万円）。
一方、単身用の家具家電付き物件の平均的家賃6万円で計算すると、1年間では72万円となり、こちらのほうが安くなります。
しかし、2年目からは家賃の安い家具なし物件のほうが年間費用は安くなります。
家具家電付き賃貸物件のメリット・身軽に新生活スタート
費用や時間を削減できる
一人暮らしを始める学生や社会人、単身赴任の方などは、新生活のために家具や家電を揃える必要があります。
家具家電付き物件なら購入する必要がないため費用を節約でき、引っ越し準備にかかる時間もかなり削減できます。
スムーズな新生活のスタートが切れる
必要なものがすぐ使えるようにレイアウトしてあるので、身の回りのものだけ持ち込めば、入居当日から新生活をスタートできます。
また、退去の際も大がかりな引っ越し不要で転居が可能です。
家具家電付き賃貸物件のデメリット・こだわりの強い方は注意！
好きな家電やインテリアを選べない
据え付けてあるものに限られ、「大型テレビがほしい」「違う色や材質のソファに変えたい」と思っても、勝手に変えることはできません。
他人が使用した家具・家電である
入居者が変わるたびに家具や家電を新調するわけではなく、前の住人が使っていたものを使うことになります。
他人が使った洗濯機やベッドも含まれるため、神経質な方や潔癖症の方は避けたほうが良いでしょう。
故障時の補償がない場合がある
家電などが故障した場合、大家さんが修理代や新品の購入費を負担することもありますが、入居者負担のケースもあります。
ポイントは“家具や家電が「設備」「貸与・設備外」のどちらになっているか”で、設備の場合は大家さん負担ですが、貸与・設備外の場合は入居者負担が原則です。
契約する前に契約書をよく確認し、不動産会社にも口頭で確認しましょう。
まとめ
家具家電付き賃貸物件について解説しました。
内覧時には部屋の状況だけでなく、家具や家電についても確認しておくことが大切です。
また、家賃が一般の物件よりも割高となっており、長期間住む場合は一式購入した方が安くなる場合があるため、よく吟味して入居を決めましょう。
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