賃貸住宅における無窓居室とは?あわせて知りたい無窓階もご紹介
賃貸住宅を選ぶ際に、窓の大きさや位置、日当たりを重視する方は多いのではないでしょうか。
しかし賃貸住宅では十分な大きさの窓を確保することは難しく、無窓居室として扱われる部屋があることも珍しくありません。
無窓居室とは建築基準法を満たしていない部屋のことですが、これを知っている方は少ないようです。
そこで今回は無窓居室とは何か、さらにあわせて知っておきたい無窓階についてご紹介します。
賃貸住宅における無窓居室とは?
無窓居室とは、建築基準法で定められた基準を満たす窓が設置されていない部屋のことです。
文字のみで判断して1つも窓がない部屋のことだと想像する方もいますが、実は窓があっても基準以下であれば、無窓居室として扱われます。
無窓居室と判断される基準は「採光」「排煙」「換気」「避難」の4種類に分けられており、それぞれ用途が異なるため、満たすべき条件も同様ではありません。
また、居室とは普段から使用している部屋のことで、リビングやダイニング、寝室などが該当します。
設置された窓が基準に満たない部屋は居室とは認められないため、平面図には納屋やサービスルームなどと表記されていることが多いです。
ここまでの説明では、無窓居室のある賃貸住宅は選ばないほうがよいのではないかと不安になる方もいると思いますが、ご安心ください。
無窓居室には、厳しい必要措置が定められているので、安全性に問題はありません。
しかし場合によってはエアコンが設置できない、コンセントがないといった不便な点があるので、入居前に確かめておくことをおすすめします。
賃貸住宅における無窓居室とあわせて知りたい無窓階とは?
無窓階とは、消防活動や避難する際に使用できる窓がない階のことです。
無窓居室とは違い、消防法によって定められた基準で、名前のとおり階ごとに基準を満たしているか判断されます。
1階は有窓階で2階は無窓階など、建物によってはそれぞれ扱いが異なるため、自分の部屋がどちらに該当するのかわからない方も少なくありません。
マンションなら窓もベランダもある程度の広く、無窓階であることはあまりありませんが、アパートはマンションと比べて狭いので、無窓階と判断されることが多い傾向にあります。
しかし無窓階は有窓階よりも消防用設備の規定が厳しく定められているため、場合によっては屋内消火栓、煙感知器などの設備が充実しています。
この点は建物によって差があるので、不動産業者に確かめておくとよいでしょう。
まとめ
自分が住んでいる部屋が基準を満たしていない無窓居室なのか、もしくは無窓階なのか、正確に把握している方は少ないでしょう。
しかし、今後賃貸住宅を選ぶ上で役立つ知識であることに間違いありません。
今回ご紹介したことを参考に、ぜひ理想の住まいを見つけてください。
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